症例
遺残癒着胎盤に対しメトトレキサート療法を施行し、胎盤娩出に至った1例
神 未央奈
1
,
金 美善
,
堀 清貴
,
梅本 美菜
,
根岸 秀明
,
水沼 正弘
,
齋藤 豪
1北見赤十字病院 産婦人科
キーワード:
Methotrexate
,
MRI
,
超音波診断
,
癒着胎盤
,
母性年齢35歳以上
,
遺残胎盤
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Ultrasonography
,
Methotrexate
,
Placenta, Retained
,
Placenta Accreta
pp.887-891
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021247671
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癒着胎盤は分娩後大量出血の原因となる疾患であり、胎盤娩出に至らず胎盤遺残となる例も少なくない。胎盤遺残に対しての妊孕性温存治療法は確立されておらず、症例ごとに様々な治療が行われている。今回経腟分娩後に癒着胎盤と診断し、妊孕性温存療法としてメトトレキサート(MTX)を使用し遺残胎盤の娩出に至った症例を経験した。出血がコントロールされている症例では、MTX療法は選択肢の1つとなり得ると考える。
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