特集 QOLを考える
女性下部尿路症状とQOL
吉澤 剛
1
,
高橋 悟
1日本大学 医学部泌尿器科学系泌尿器科学分野
キーワード:
生活の質
,
骨盤内臓器脱
,
下部尿路症状
,
患者報告アウトカムの判定
Keyword:
Patient Reported Outcome Measures
,
Quality of Life
,
Lower Urinary Tract Symptoms
,
Pelvic Organ Prolapse
pp.320-324
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021146834
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下部尿路症状を引き起こす下部尿路機能障害は基本的にはQOL疾患であり、その重症度評価、治療選択、治療効果判定においてQOLの評価が重要である。下部尿路症状の中で、女性により多い蓄尿症状(頻尿、尿意切迫感、尿失禁など)は排尿症状・排尿後症状に比べてQOLへの影響が強い傾向がある。尿失禁全般、過活動膀胱、夜間頻尿、骨盤臓器脱などについては、日本語で妥当性の検証された症状・QOL質問票が使用されている。
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