特集 女性のうつに強くなる
がんサバイバーのうつ
市倉 加奈子
1
,
松島 英介
1北里大学 医療衛生学部健康科学科精神保健学
キーワード:
向精神剤
,
鑑別診断
,
認知療法
,
チーム医療
,
抑うつ
,
癌サバイバー
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Cognitive Behavioral Therapy
,
Cancer Survivors
,
Psychotropic Drugs
,
Patient Care Team
,
Depression
pp.1433-1440
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021055011
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がん患者において20~40%で抑うつ状態が発生し、QOL低下や死亡率上昇などの影響を及ぼす。このようながん患者の抑うつ状態の有無や重症度はプライマリ・ケアにて、自己記入式・面接式尺度などを用いて評価することが可能である。そして適応障害やうつ病と診断された場合には、薬物療法や精神療法の適応となる。医療者はがん患者との良好なコミュニケーションをとるとともに、チームで評価・診断・治療していく姿勢が求められる。
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