特集 女性のうつに強くなる
更年期のうつ
小川 真里子
1
,
高松 潔
1東京歯科大学市川総合病院 産婦人科
キーワード:
エストロゲン代償療法
,
うつ病
,
漢方薬
,
抗うつ剤
,
重症度指標
,
更年期障害
Keyword:
Drugs, Chinese Herbal
,
Estrogen Replacement Therapy
,
Severity of Illness Index
,
Depressive Disorder
,
Antidepressive Agents
pp.1441-1446
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021055012
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更年期にうつ症状を訴える女性は多い。その多くが更年期障害を疑い、産婦人科を受診するが、産婦人科では更年期障害として対処する範囲内のうつ状態なのか、うつ病として専門家による治療を必要とするのか判断に苦慮することも少なくない。うつ病の既往歴の有無や希死念慮などに注意して診断を行い、更年期障害としてのうつ状態に対しては、漢方療法やホルモン補充療法、抗うつ薬、心理療法などを基本として、併存する更年期症状を考慮したうえで治療法を決定する。
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