症例
サルコイドーシスによる多発リンパ節腫大や肝腫瘤のために子宮頸がんの正確な進行期判断に苦慮した1例
遠矢 雅人
1
,
藤田 拓司
,
東島 弘明
,
椎名 隆次
,
中村 洋亮
,
島尻 正平
1田川市立病院 産婦人科
キーワード:
Calcium
,
Peptidyl-Dipeptidase A
,
肝臓疾患
,
子宮頸部腫瘍
,
子宮摘出術
,
鑑別診断
,
粘液性腺癌
,
サルコイドーシス
,
リンパ節症
,
腹部CT
Keyword:
Adenocarcinoma, Mucinous
,
Diagnosis, Differential
,
Liver Diseases
,
Hysterectomy
,
Peptidyl-Dipeptidase A
,
Calcium
,
Uterine Cervical Neoplasms
,
Lymphadenopathy
,
Sarcoidosis
pp.1506-1512
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022034127
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サルコイドーシスは、肺門リンパ節、肺、眼、心臓などの病変が多いが、肝臓や腹腔リンパ節に病変を認めることもある。今回、子宮頸がんに肝臓や腹腔リンパ節に多発するサルコイドーシスを合併し、子宮頸がんの進行期の判断に苦慮した1例を経験した。画像上肝腫瘤や多発リンパ節腫大を認める際には、サルコイドーシスの可能性も考慮し、全身状態、術前の評価、臨床経過を加味したうえで診断、治療を行うことが重要となる。
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