特集 婦人科がん臨床研究のトレンドを知る
わが国における婦人科悪性腫瘍の臨床研究の歴史
落合 和徳
1
1三成会新百合ヶ丘総合病院
キーワード:
抗腫瘍剤
,
子宮頸部腫瘍
,
生殖器腫瘍-女性
,
臨床試験
,
医学生涯教育
,
スタッフ開発
Keyword:
Clinical Trials as Topic
,
Antineoplastic Agents
,
Genital Neoplasms, Female
,
Uterine Cervical Neoplasms
,
Education, Medical, Continuing
,
Staff Development
pp.627-631
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020278330
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わが国の婦人科悪性腫瘍に関する臨床研究は日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)と婦人科悪性腫瘍研究機構(JGOG)の2団体が推進してきた。JGOGは1981年に発足した子宮頸癌化学療法研究会にはじまり、2002年に特定非営利活動法人婦人科悪性腫瘍化学療法研究機構となった。その後JGOG3016(進行卵巣がんに対するDose-dense TC療法の検討)やJGOG3017(卵巣明細胞癌に対するP-CPT療法の検討)など、国際的に注目される臨床研究を行ってきた。さらに若手の婦人科腫瘍医の育成にも力を入れ、13回実施した教育セミナー受講者総数は287名に達している。
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