特集 婦人科がん臨床研究のトレンドを知る
婦人科悪性腫瘍研究機構(JGOG) 子宮頸がん
武隈 宗孝
1
,
三上 幹男
,
榎本 隆之
1静岡県立静岡がんセンター 婦人科
キーワード:
腫瘍多剤併用療法
,
子宮頸部腫瘍
,
子宮摘出術
,
腫瘍再発
,
Paclitaxel
,
アジュバント化学療法
,
アジュバント放射線療法
,
第III相試験
,
ランダム化比較試験
,
Bevacizumab
,
Atezolizumab
Keyword:
Radiotherapy, Adjuvant
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Hysterectomy
,
Paclitaxel
,
Bevacizumab
,
Chemotherapy, Adjuvant
,
Uterine Cervical Neoplasms
,
Clinical Trials, Phase III as Topic
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Atezolizumab
pp.657-662
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020278335
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WHOは「子宮頸がんの排除に向けた世界的戦略」を策定し、今世紀末までに子宮頸がんは疾病排除基準に達すると考えられている。一方、HPVワクチンの積極的勧奨が中止され、検診受診率が低いわが国においては、局所進行病変に対する治療開発は重大な課題である。さらに進行・再発病変は治癒困難であり、アンメット・メディカル・ニーズの高い病態といえる。本稿では、JGOG子宮頸がん委員会が現在行っている試験、および計画中のコンセプトなどについて概説する。
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