特集 一から学びなおす 婦人科がん化学療法有害事象の管理
電解質異常
大槻 健郎
1
,
大槻 愛
1仙台市立病院 産婦人科
キーワード:
Diphosphonates
,
高カルシウム血症
,
抗腫瘍剤
,
ADH不適合分泌症候群
,
生殖器腫瘍-女性
,
低カリウム血症
,
低ナトリウム血症
,
水-電解質平衡異常
,
副甲状腺ホルモン関連ペプチド
,
腹腔内投与
,
Denosumab
,
低マグネシウム血症
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Water-Electrolyte Imbalance
,
Inappropriate ADH Syndrome
,
Hypercalcemia
,
Hypokalemia
,
Hyponatremia
,
Denosumab
,
Genital Neoplasms, Female
,
Injections, Intraperitoneal
,
Diphosphonates
,
Parathyroid Hormone-Related Protein
pp.183-187
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020137219
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悪性腫瘍患者では化学療法の副作用を含めた様々な要因に関連して電解質異常をきたす。悪性腫瘍患者において発生頻度が比較的高いと考えられる高カルシウム血症、低ナトリウム血症、低カリウム血症、低マグネシウム血症を取り上げた。また、腹腔内化学療法では電解質異常の発生率が高いことも解説した。電解質異常と診断した場合、緊急性を判断し治療を行っていくが、進行・再発癌など末期状態の患者では治療自体が苦痛となる場合もあり得るので治療の適応は十分に検討しなければならない。
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