特集 一から学びなおす 婦人科がん化学療法有害事象の管理
肝障害
宮原 大輔
1
,
宮本 新吾
1福岡大学 医学部産婦人科学教室
キーワード:
ウイルス活性化
,
肝炎-B型
,
化学物質誘発肝障害
,
抗腫瘍剤
,
腫瘍多剤併用療法
,
再発
,
生殖器腫瘍-女性
,
投薬計画
,
過敏症-薬物
,
診療ガイドライン
,
評価基準
,
PC Protocol
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Drug Administration Schedule
,
Drug Hypersensitivity
,
Virus Activation
,
Hepatitis B
,
Genital Neoplasms, Female
,
Practice Guidelines as Topic
,
Recurrence
,
Chemical and Drug Induced Liver Injury
,
PC Protocol
pp.153-159
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020137214
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抗悪性腫瘍薬治療でみつかる肝障害の多くはアレルギー性のものであることが多い。肝障害によって生じる臨床症状はほとんど自覚症状がなく、アラニンアミノトランスフェラーゼ値や血清総ビリルビン値などで評価を行う必要がある。肝障害が出現した場合は抗悪性腫瘍薬投与量を変更するか、起因薬物である抗悪性腫瘍薬を中止して肝機能の回復を期待するが、重篤化した場合は肝障害の治療が必要である。
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