特集 一から学びなおす 婦人科がん化学療法有害事象の管理
血管障害
本多 つよし
1
,
西山 浩
,
金杉 優
1いわき市医療センター
キーワード:
血管疾患
,
血栓塞栓症
,
抗腫瘍剤
,
診断物質と治療物質の遊出
,
生殖器腫瘍-女性
,
Bevacizumab
,
Olaparib
,
Pembrolizumab
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Vascular Diseases
,
Bevacizumab
,
Genital Neoplasms, Female
,
Extravasation of Diagnostic and Therapeutic Materials
,
Thromboembolism
,
Olaparib
,
Pembrolizumab
pp.139-144
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020137212
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近年のがん研究の進歩には目を見張るものがあり、分子生物学的研究手法の導入により、様々ながん化のメカニズムが解明され、それに伴ってがん治療の分野のすそ野が広がってきた感がある。今後婦人科がん治療における化学療法の役割が、さらなる広がりをみせるであろう中、現時点で存在する薬剤について、その有害事象、なかでも血管障害にかかわるものにつき、一捻り加えた管理法がないものか、考え直してみることにした。現在は、抗悪性腫瘍薬を殺細胞性抗悪性腫瘍薬、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬に分けて考える傾向があり、本稿もそれに則って分けて考えることにした。
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