特集 早産!
pPROMの管理
藤野 佐保
1
,
兵藤 博信
1東京都立墨東病院 産婦人科
キーワード:
Betamethasone
,
抗細菌剤
,
絨毛膜羊膜炎
,
陣痛抑制剤
,
前期破水
,
胎児機能不全
,
羊水過少症
,
新生児ICU
,
陣痛抑制
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Betamethasone
,
Tocolytic Agents
,
Tocolysis
,
Intensive Care Units, Neonatal
,
Fetal Distress
,
Fetal Membranes, Premature Rupture
,
Chorioamnionitis
,
Oligohydramnios
pp.41-45
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020105745
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早産期前期破水は全妊娠の約8%に起こるといわれている。近年、早産児の生命予後は改善しているが、新生児死亡や母体敗血症などの合併症にもつながるため、管理が非常に難しく、明確な治療方針は定まっていない。早産に伴う未熟性と前期破水に伴う合併症との兼ね合いを考慮する必要がある。早産期前期破水を管理するうえで、感染や羊水量、胎児のwell-beingを頻繁に評価し、適切な抗菌薬の投与、ステロイド投与時期、分娩時期を判断することが、良好な周産期予後につながる。
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