特集 早産!
胎盤早期剝離の診断
水主川 純
1
,
田畑 務
1東京女子医科大学 産婦人科学講座
キーワード:
胎児心拍陣痛図
,
危険因子
,
血液凝固検査
,
出生前超音波診断
,
胎盤早期剥離
,
DIC
Keyword:
Blood Coagulation Tests
,
Cardiotocography
,
Abruptio Placentae
,
Ultrasonography, Prenatal
,
Disseminated Intravascular Coagulation
,
Risk Factors
pp.47-51
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020105746
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胎盤早期剥離は胎盤が妊娠中または分娩経過中の胎児娩出前に子宮壁から剥離する疾患である。本疾患は、母体の播種性血管内凝固や出血性ショックや児の低酸素症だけでなく、母体死亡や周産期死亡などの重篤な合併症を発症するリスクがある。したがって、本疾患を早期診断することが重要であり、本疾患の危険因子や臨床症状、診断に必要な検査を理解し、早期診断に努める必要がある。そして、本疾患の早期診断に基づき、母児の最善の予後を目指した周産期管理が行われることが望まれる。
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