特集 血流感染症の抗菌薬選択―救命のためのターニングポイント
◉症例解析から見る救命のポイント1 患者背景別の敗血症
③小児患者
明神 翔太
1
,
笠井 正志
2
1日本赤十字社姫路赤十字病院 小児科
2兵庫県立こども病院 感染症内科 部長
キーワード:
新生児敗血症
,
全身性炎症反応症候群(Systemic Inflammatory Response Syndrome:SIRS)
,
B群溶血性連鎖球菌(GBS)
,
血液培養
Keyword:
新生児敗血症
,
全身性炎症反応症候群(Systemic Inflammatory Response Syndrome:SIRS)
,
B群溶血性連鎖球菌(GBS)
,
血液培養
pp.37-42
発行日 2019年3月10日
Published Date 2019/3/10
DOI https://doi.org/10.34426/kk.0000000016
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Summary
小児における敗血症は死亡率が高く,早期の認知と介入が必要となる病態である。なかでも新生児の敗血症は診断基準に明確なコンセンサスがなく,救命のためには患児の細やかな観察と評価,適切な介入が重要である。今回は新生児のB群溶血性連鎖球菌性敗血症の症例をもとに小児の敗血症に関して解説する。
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