特集 抗菌薬の「なぜ?」に答える
抗菌薬を開始する前に!感染巣はどのようにみつけますか?
宮入 烈
1
1国立成育医療研究センター 感染症科
キーワード:
感染
,
危険因子
,
鑑別診断
,
尿路感染症
,
微生物学的技法
,
病歴聴取
,
不明熱
,
理学的検査
,
髄膜炎-細菌性
,
新生児敗血症
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Fever of Unknown Origin
,
Infections
,
Neonatal Sepsis
,
Meningitis, Bacterial
,
Physical Examination
,
Microbiological Techniques
,
Medical History Taking
,
Urinary Tract Infections
,
Risk Factors
pp.1333-1337
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021021136
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<Key Points>(1)感染巣の特定には問診と身体所見が基本となる。(2)感染巣が明らかな場合でも隠れている感染巣を除外する。(3)感染巣が不明な場合は、「乳幼児のフォーカス不明の発熱」、「14日以上続く不明熱」などと定義することで一定のアプローチにあてはめることが可能である。(4)感染巣の特定のためには、目的を明確にして一般検査、微生物検査、画像検査を行い、その結果をもって次の検査を行うような段階的なアプローチが必要である。
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