Special feature 知識を整理する手指衛生最新版
■手指衛生の指針の活用❸CDC手指衛生教育の4E’sプログラム
中澤 靖
1
1東京慈恵会医科大学附属病院感染対策部 部長
pp.100-106
発行日 2025年4月15日
Published Date 2025/4/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000542
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感染対策において手指衛生が最も重要であるということは言うまでもない。手指衛生の効果は様々な研究で報告されており,エビデンスレベルは高い対策であり,その効果は確立されているが,医療現場での遵守率は低い。このように,エビデンスとして確立されている優れた行為であっても,現場に定着しなければ意味がない。その導入のために,WHO(世界保健機関)の多角的手指衛生導入プログラムが有名であるが,CDC(米国疾病予防管理センター)もホームページにおいて手指衛生教育のための4E’sプログラムを公開している。それは,SHEA(米国医療疫学学会)のStrategies to prevent healthcare-associated infections through hand hygiene: 2022 Updateにも取り上げられている。

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