特集 再生処理と単回使用器材(SUD)のパラダイムシフト
滅菌装置の最新情報 低温蒸気ホルムアルデヒド(LTSF)滅菌器・エチレンオキサイドガス(EOG)滅菌器
岡部 巖
1
1函館厚生院函館中央病院 調度・物流管理課
キーワード:
Ethylene Oxide
,
Formaldehyde
,
アルキル化
,
滅菌
,
湿度
,
時間因子
,
低温殺菌法
,
殺菌器
,
耐久性
,
バイオバーデン
,
ボンベ
Keyword:
Alkylation
,
Ethylene Oxide
,
Humidity
,
Time Factors
,
Sterilization
,
Pasteurization
,
Formaldehyde
pp.115-121
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.34426/J04878.2018221854
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はじめに
医療現場で使用される滅菌法には大まかに分けると高温(高圧蒸気を用いる)と低温(ガスなどの薬剤を用いる)の2種類の方法がある。滅菌の第1優先は安全やコスト面を考慮すると高圧蒸気法を選択すべきであるが,胆道鏡などの内視鏡器材は高圧高温に耐えうることができないため,低温の滅菌法が選択される。現在病院施設で使用される低温滅菌法は,大きく分けて3種類の滅菌剤を使用する方法がある(表1)1)。本稿ではこの低温滅菌法の中からエチレンオキサイドガス滅菌(以下:EOG滅菌)法,低温蒸気ホルムアルデヒド滅菌(以下:LTSF滅菌)法について解説したい。
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