WHO NEWS
World Patient Safety Day(世界患者安全の日〈WPSD〉)2023
聖路加国際大学WHO看護開発協力センター
pp.61-61
発行日 2023年12月20日
Published Date 2023/12/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000001241
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今年のテーマは「患者安全のための患者参加」
「世界患者安全の日(WPSD)」は、2019年に第72回世界保健総会で制定され、毎年9月17日に国際社会でさまざまなイベントが実施される★1。今年のテーマは「Engaging patients for patient safety(患者安全のための患者参加)」であり、患者が自らのケアに積極的なパートナーとして参加し、政策立案や病院のガバナンス構造にも参加することで、結果として患者の安全性と満足度が向上し、健康アウトカムも改善されることを示すエビデンスの蓄積を踏まえたものである。WHOスイス・ジュネーブ本部で9月12日、13日に行われた世界会議に、WHOCCとして大田が参加した(写真1)。世界中から患者代表の方が集まり、それぞれのストーリーを語りシェアし、患者安全の権利についてグループに分かれ意見を交換した。WHOは、患者安全のためのグローバル知識共有プラットフォーム(Global Knowledges Sharing Platform for Patient Safety:GKPS〈https://www.gkps.net/〉)を立ち上げたことを発表した。ストーリーテリングキットも開発中であり、世界中のベストプラクティスや経験をこのプラットフォームを通して共有していく予定である。
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