日本訪問看護財団からのお知らせ
在宅緩和ケアの現状~地域医療機関との連携~
松山 千華子
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1日本訪問看護財団立刀根山訪問看護ステーション 所長
pp.72-73
発行日 2024年1月5日
Published Date 2024/1/5
DOI https://doi.org/10.32181/cc.0000001043
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- 文献概要
在宅緩和ケアとは、治癒不能で余命が限られている利用者から、あらゆる痛み、苦しみを取り除き、残された時間を在宅で安楽に過ごしてもらうためのケアのことです。在宅緩和ケアの対象者は大きく、非がんの高齢者と、末期がんを患う人に分かれます。非がんの高齢者は、老衰や持病の悪化を繰り返しながら、全身の機能が緩やかに低下していきます。末期がんを患う人は、身体的な苦痛を抱えることが多く、症状コントロールが非常に重要です。出血や呼吸不全などの急変や急な看取りも起こり得るため、24時間緊急対応が可能な在宅医や訪問看護師による支援が必要となります。
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