コミュニティケア 27巻1号 (2024年12月発行)

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特集　現場の実践から学ぶ―経験学習サイクルの視点から

扉 27巻1号 , 2024年12月 , pp.7-7

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訪問看護師が研鑽を積んでいくための方策の1つである「経験学習」。それを実践するためには「経験する」「振り返る」「教訓を引き出す」「応用する」という経験学習サイクルの一連の流れを理解するとともに、事例を通して学びを深めることが重要です。

〈インタビュー：解説〉

経験学習サイクルと訪問看護ステーション松尾　睦 , 管理者フジ 27巻1号 , 2024年12月 , pp.8-10

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成長を続けていける看護師もいれば、伸び悩んでしまう看護師もいます。その差はどこにあるのでしょうか。また、訪問看護ならではの成長の難しさもありそうです。「人材育成に対する苦手意識」を自覚する、とある訪問看護ステーションの管理者が経験学習の第一人者である松尾睦先生にお話を伺いました。

〈インタビュー：実践〉

短時間でもできる！　経験学習のリフレクション松尾　睦 , 管理者フジ , 若手ホーク , 中堅タマコ 27巻1号 , 2024年12月 , pp.11-15

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振り返りに関する負担を極力減らす、「ちょっとしたよかったこと」を素材にするなどのちょっとしたポイントを押さえることで、多忙な日常の中でも経験学習サイクルを回しやすくなります。そのアイデアと実践を訪問看護師の例を交えて紹介します。

〈報告1〉

家族と医療者の異なる意向をめぐって学んだこと井村　春香 27巻1号 , 2024年12月 , pp.16-20

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本人の意向がわからない中で、今後の治療について医療者としての見解と家族の思いや希望がすれ違ってしまったときにどうすればよいのか。利用者本人にとって最良の選択をしていくために、筆者が事例を通して学んだことについて報告します。

〈報告2〉

ハラスメント被害から振り返る経験からの学び酒井　美知子 27巻1号 , 2024年12月 , pp.21-25

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利用者から受けたスタッフへのハラスメントについて、管理者としてどのように対応し、その経験を振り返り、学んだことは何か。当事者だけでなく事業所内のほかのスタッフの思いも踏まえ、内省を深め、経験を教訓として生かした経緯を報告します。

〈報告3〉

意思決定支援に取り組んだ経験からの学び岩本　ゆり 27巻1号 , 2024年12月 , pp.26-30

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病棟勤務時代、ある患者とのかかわりを通して学んだ「患者の意思決定支援を大切にすること」。それをきっかけにフリーの医療コーディネーターとなり、さらに訪問看護師へと転身した筆者は、積み重ねた経験を基に、独自の意思決定支援のプロセスを構築しました。

〈報告4〉

渡辺式家族アセスメント／支援モデルを用いた学び渡辺　裕子 , 茶谷　妙子 , 富岡　里江 , 堤　真紀 27巻1号 , 2024年12月 , pp.31-35

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渡辺式家族アセスメント／支援モデルでは訪問看護師が行き詰まったと感じた事例について分析し、さまざまな新たな気づきを得ることで自身の学びへとつなげていきます。本稿では、渡辺式家族アセスメント／支援モデルを実際に用いて分析した3つの事例とそこから見いだした支援について、経験学習サイクルに当てはめて紹介します。

COLUMN

ニュース手帳株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパンGem Med 編集部 27巻1号 , 2024年12月 , pp.2-3

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介護保険や在宅ケアをはじめとする保健・医療・福祉の1カ月の主なニュースをコンパクトにまとめました。国や自治体、現場の “今” の動きが短時間でわかるコーナーです。

COLUMN　宮子あずさの気まぐれコラム（49）

受診同行というケア宮子　あずさ 27巻1号 , 2024年12月 , pp.6-6

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精神科病院の訪問看護室で働きながら、文筆活動を行う宮子あずささん。最近気になること、疑問に思うことなどを書きつづります

【連載】暮らしは筋書きのないドラマ（3）

｢教える｣双方向コミュニケーション窪寺　奈々瀬 27巻1号 , 2024年12月 , pp.4-5

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人と人とのさまざまな物語を描く脚本家が、日常を彩る「ことば」を題材に、今思うこと、感じることを綴ります。

【連載】N.Focus

窒息リスク評価の標準化をめざして迫田　綾子 27巻1号 , 2024年12月 , pp.36-40

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窒息のリスクを誰でも・どこでも・短時間で・包括的に評価できるものにすることを目標に考案された「窒息リスク評価表」。食事におけるポジショニングやケアのあり方を追求する筆者が、その開発経緯や具体的な利用法などを紹介します。

「全国ケア業健康保険組合」の立ち上げ川添　高志 27巻1号 , 2024年12月 , pp.50-54

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健康保険組合とは何か、なぜ新たに立ち上げる必要があるのか、看護事業を営む経営者やそこで働く看護職にとってどのような利点があるのか。「全国ケア業健康保険組合」の設立に取り組む筆者が解説します。

【連載】People-Centered Care 市民とともに歩むナースたち（1）

連載のはじめに　市民主体のケアにおける看護職のありよう射場　典子 , 中村　めぐみ 27巻1号 , 2024年12月 , pp.41-45

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「People-Centered Care（PCC）」とは、市民が主体となり保健医療専門職とパートナーを組み、個人や地域社会における健康課題の改善に取り組むことです。本連載では聖路加国際大学のPCC事業の中で経験した「個人や地域社会における健康課題の改善」を紹介します。

【連載】地域で活動する薬剤師が解説！　おくすりガイド（20）

心不全と治療薬坂口　敦彦 27巻1号 , 2024年12月 , pp.46-48

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多くの在宅療養者が服用している治療薬を中心に、副作用とその徴候、保管・管理方法、効果時間・代謝、注意点などを、事例を交えながら解説します。

【連載】精神科訪問看護へようこそ（5）

「服薬支援」の本当の意味川下　貴士 , 小野坂　益成 27巻1号 , 2024年12月 , pp.55-57

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病棟から精神科訪問看護に飛び込んだこころさんが、看護大学で働くカワウソ先生との対話を通して在宅の精神科看護を学び、成長していく物語です。

【連載】患者の望む在宅療養を実現する退院支援「PASセルフケアセラピィ」の活用（12）

最新セルフケアプログラム⑩　治療的援助関係の展開―心的安全空間の生成宇佐美　しおり 27巻1号 , 2024年12月 , pp.58-62

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オレム・アンダーウッドのセルフケアプログラムの実践技法を再体系化した最新セルフケアプログラムの概要と援助関係の展開方法、「PASセルフケアセラピィ」の活用法について紹介します。

【連載】実践に役立つ訪問看護の注目論文（3）

認知症の自己管理山川　みやえ , 繁信　和恵 , 関口　亮子 27巻1号 , 2024年12月 , pp.64-66

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訪問看護の実践に関連するさまざまな研究論文を取り上げ、その有用性や課題を評価。

【連載】基礎から学ぶ！　事例でわかる！　訪問看護ステーションの事業承継（18）

訪問看護ステーションの事業評価―デューデリジェンスの重要性坪田　康佑 27巻1号 , 2024年12月 , pp.67-70

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経営者の高齢化等により注目されている事業承継。成功させるにはいくつかのポイントがあります。本連載では、事業承継とは何か、事業承継の流れ・留意点などの基礎知識を解説し、実際の支援事例を紹介します。

日本訪問看護財団からのお知らせ

訪問看護現場における特定行為研修修了者の活動について田中　貴子 27巻1号 , 2024年12月 , pp.72-73

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　2025年に向けて在宅医療等の推進をはかる中、看護師がチーム医療の中でさらに役割を発揮できるよう、「特定行為に係る看護師の研修制度」が2015年10月1日に開始されました。

全国訪問看護事業協会からのお知らせ

小児訪問看護の普及と質向上を推進する当協会の支援や取り組み中島　朋子 27巻1号 , 2024年12月 , pp.74-75

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　人工呼吸器や経管栄養などの医療的デバイスを必要としながら、在宅で療養生活を送る医療的ケア児が増えています。医療的ケア児の医療・福祉のサービスが充実する中で、医療と福祉をつなぎ、親と子を支えるために、訪問看護への期待が高まっています。

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目次 27巻1号 , 2024年12月 , pp.1-1

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C.C.INFORMATION 27巻1号 , 2024年12月 , pp.63-63

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C.C.INFORMATION 27巻1号 , 2024年12月 , pp.71-71

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BOOKS 27巻1号 , 2024年12月 , pp.76-76

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編集部行きFAXシート 27巻1号 , 2024年12月 , pp.77-77

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バックナンバー＆年間購読のご案内 27巻1号 , 2024年12月 , pp.78-79

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次号予告／編集後記 27巻1号 , 2024年12月 , pp.80-80

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基本情報

コミュニティケア
27巻1号
(2024年12月発行)

電子版ISSN：2437-0150 印刷版ISSN：2758-0008 日本看護協会出版会

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第10位コロナ禍のオンライン診療で発揮された看護師の役割丹羽崇コミュニティケア 24巻 4号 pp. 55-58 (2022年3月5日) 日本看護協会出版会