特別企画 シンポジウム
難病ケアにおける専門医療機関と地域保健機関の連携
岩田 誠
1
,
頼富 淳子
2,3
,
大川 範子
,
大倉 慶子
2,3
,
木下 安子
4
1東大医学部神経内科
2東京都杉並区南保健所
3和泉保健相談所
4東京都神経科学総合研究所
pp.138-158
発行日 1984年2月10日
Published Date 1984/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206791
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木下 難病の地域ケアを進めていく場合の問題と,それをどうやって乗り越えるか,具体的な事例で考えていきたいと思います。難病の方々は地域に戻られると医療から切り離された生活になることが多いので,その問題を地域に働いている保健婦,保健機関にいる者がどうしていくのか,というのは新しい課題ではないかと思います。杉並区南保健所和泉保健相談所でのすばらしい実践を聞いていただき,それをみんなで考えていきたいと思います。
最初に講師の先生を紹介します。東大医学部神経内科の岩田誠先生はきょうの事例の主治医でいらして,地域に患者さんが帰られてからも,ずっと往診をしてくだすっております。その次の方が保健婦の頼富さんで,このケースの担当保健婦です。
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