話題―NEWS&TOPICS
大腸がん検診ガイドライン,19年ぶりに改訂
中山 富雄
1
1国立がん研究センターがん対策研究所 検診研究部
pp.1152-1153
発行日 2025年12月15日
Published Date 2025/12/15
DOI https://doi.org/10.32118/mt53121152
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
はじめに
国立がん研究センターがん対策研究所は,各臓器の『有効性評価に基づくがん検診ガイドライン』を逐次更新している.2005年にその第1号として『有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン』(2004年度版)1)を作成したが,当時は便潜血検査化学法(以下,化学法)以外のエビデンスや不利益に関する調査は不足しており,評価した検診手法も現在ではまったく使われないものが含まれていた.2024年秋に公開した『有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン』(2024年度版)2)では,現在国内外で大腸がん検診の主力として用いられている便潜血検査免疫法と,評価が確立していない大腸内視鏡検査に絞って評価を行った.
Copyright © 2025 Ishiyaku Pub,Inc. All Rights Reserved.

