特集 実際のところ,パニック値対応はどうすればいいのか
2.パニック値対応の実際 5)健診施設の立場から
加藤 公則
1,2
,
小谷 和彦
3
1新潟大学大学院医歯学総合研究科 生活習慣病予防・健診医学講座
2新潟県労働衛生医学協会
3自治医科大学 地域医療学センター 地域医療学部門
pp.44-49
発行日 2024年1月15日
Published Date 2024/1/15
DOI https://doi.org/10.32118/mt52010044
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
新潟県労働衛生医学協会で設定している生化学検査と血算のパニック値該当者の発生頻度は,PSAを除くとおおむね0.01%以下である.一方,血糖値とHbA1cのパニック値は,地域医療に貢献するため人為的に低く設定しており,発生頻度は0.1~0.4%である.その影響なのかは不明ではあるが,健診受診者全体に占める血糖異常値を示す人の割合は減少傾向にある.
Copyright © 2024 Ishiyaku Pub,Inc. All Rights Reserved.