増大号 全領域をコンプリート! 超進化!AI時代の臨床検査
各論
1章 検体採取・検査システム
パニック値報告
諏訪部 章
1
1新東京病院臨床検査部
キーワード:
パニック値
,
クリティカル値
,
人工知能
,
AI
Keyword:
パニック値
,
クリティカル値
,
人工知能
,
AI
pp.818-821
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110530080818
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Point
●パニック値は,報告基準に相当する検査結果が得られた場合,臨床検査技師から迅速にオーダ医に報告される必要があるが,しばしば,その判断に迷う状況に遭遇する.
●パニック値は,同じ値であっても初回値か前回値ありか,急性期か慢性期かなどによっても解釈が異なり,その報告は技師の判断にゆだねられるケースもある.
●AIの導入により,患者背景やオーダ医のニーズなどを勘案し,パニック値報告の必要性が総合的に判断されることで,担当技師の心理的負担が軽減される可能性があるが,最終判断を怠ってはいけない.

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