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内容のポイント Q&A
Q1 平時における活動は?
平時の活動は千葉県との千葉JRAT活動内容の検討,千葉JRAT主催の研修会の開催,千葉JRAT初動対応マニュアルの整備,DWAT,DMATとの連携活動,九都県市合同防災訓練への参加,県内の市町村主催の防災訓練への参加,初動対応マニュアルの作成,JRATのE,R,D,Lスタッフ研修会への参加者の推薦,千葉県回復期リハビリテーション連携の会と協働しての発災時スタッフの事前準備等である.
Q2 派遣に向けての準備は?
臨時の幹事会を開催し,派遣要請を行った.この際のルールは,①チームは原則病院単位とすることと,②チーム編成については「医師1名+リハ専門職4名」とすることであった.申し込みは時間が経つにつれて増えてきたが,1月当初の必要数の派遣は他の施設からは困難であることから当センターから1週ごとに計3チームを派遣することとした.
Q3 避難所における活動は?
千葉県千葉リハビリテーションセンターからは1月に3隊を派遣した.避難所における活動は集団体操指導,新規入所者のアセスメントとして身体機能評価,ベッド周りの環境評価,福祉用具検討等を行い,このアセスメントに基づき福祉用具(簡易手すり,歩行器等)の貸し出しや調整を行った.またSTを派遣した隊では嚥下障害患者に対して,摂食嚥下指導,栄養指導を行った.
Q4 今後自県で発災した場合の課題は?
県庁の災害対策本部に参画した際の活動は,情報収集に限られ,DMATのように実際の活動が行えないことである.実際の派遣部隊の招集にはあらかじめチームは準備しているものの,病院への依頼と許可をいただく必要がある.そのため,ある程度の時間が必要となり,この間はRRT(Rapid Response Team)の派遣で対応することを検討している.
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