Japanese
English
TOPICS 免疫学
制御性T細胞のIL-7受容体は2型糖尿病抑制に必要である
The IL-7 receptor on regulatory T cells is important for suppressing type 2 diabetes
谷一 靖江
2
,
生田 宏一
1
Shizue TANI-ICHI
2
,
Koichi IKUTA
1
1京都大学医学研究科
2元同医学研究科
pp.156-157
発行日 2026年7月11日
Published Date 2026/7/11
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298020156
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
2025年ノーベル生理学・医学賞受賞者の坂口志文先生によって発見された制御性T細胞(regulatory T cells:Treg)は,自己に対する免疫反応を抑制することで1型糖尿病などの自己免疫疾患を防いでいる.近年,Tregは内臓脂肪組織にも多く存在しており,脂肪組織の炎症を制御することで2型糖尿病(type 2 diabetes:T2D)も抑制していることが明らかになっている1).T2Dの主要因であるインスリン抵抗性(膵臓からインスリンが十分産生されているにもかかわらず,血糖値が下がらない状態)の発症には脂肪組織の炎症が関与している.肥満脂肪組織では酸化ストレスなどに起因する炎症が起こり,放出された炎症性サイトカインがインスリンのシグナル伝達を阻害するために高血糖が誘発される.
Copyright © 2026 Ishiyaku Publishers,Inc. All Rights Reserved.

