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特集 高齢者診療の新常識:マルチモビディティにおけるフレイル・サルコペニア管理を考える
マルチモビディティにおけるフレイル・サルコペニア対策 地域の通いの場の活用
Frailty and sarcopenia management in patients with multimorbidity
――The role of community-based gathering places(“Kayoi-no-Ba”)
清野 諭
1,2
,
野藤 悠
2
Satoshi SEINO
1,2
,
Yu NOFUJI
2
1山形大学Well-Being研究所行動科学部門
2東京都健康長寿医療センター研究所社会参加とヘルシーエイジング研究チーム
キーワード:
フレイル
,
サルコペニア
,
通いの場
,
居場所
,
ちょい足し
Keyword:
フレイル
,
サルコペニア
,
通いの場
,
居場所
,
ちょい足し
pp.627-632
発行日 2026年5月23日
Published Date 2026/5/23
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297080627
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高齢者のマルチモビディティは極めて高頻度であり,フレイルやサルコペニア,認知機能低下のリスクを高めることが明らかとなっている.その対策には,疾患の適切な医療的管理に加え,運動・栄養・社会参加の取り組みを通して生活機能の維持・向上を図る包括的アプローチが不可欠である.わが国では,住民主体の通いの場や居場所が “地域づくりによる介護予防” の基盤として拡充しており,フレイル・サルコペニア対策の実践拠点としても重要な役割を担いうる.高齢者一人ひとりの嗜好やニーズに応じた通いの場への参加を促進するとともに,フレイル・サルコペニア予防の観点から不足しがちな要素をエビデンスに基づき無理なく付加すること(ちょい足し)は,実効性と持続可能性を兼ね備えた戦略と考えられる.

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