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第1土曜特集 免疫関連有害事象(irAE)対策について非腫瘍医が知っておきたいミニマム・エッセンス
はじめに
Introduction
峯村 信嘉
1
Nobuyoshi MINEMURA
1
1三井記念病院総合内科・科長
pp.941-941
発行日 2025年12月6日
Published Date 2025/12/6
DOI https://doi.org/10.32118/ayu295100941
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- Abstract 文献概要
今やがん治療について免疫チェックポイント阻害薬(immune checkpoint inhibitor:ICI)を抜きにして語ることはひどく難しくなっていることを実感する.それとともに,ICIの副作用として生じている免疫関連有害事象(immune-related adverse events:irAE)が生じた患者への対応について,ICIを実際に用いているがん治療科の腫瘍医(オンコロジスト)のみならず,非腫瘍医のもとに相談がなされることも日々増えていることをさまざまな場面で目撃する.irAE重症筋無力症が疑われた際に,非腫瘍医(この場合は,普段がん診療に携わっていない神経内科医)宛にコンサルテーションがなされる,といった具合である.しかし,すぐに相談できる神経内科医がいつも身近にいるとは限らないといった状況は,いずれの臓器においても発生しうる.
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