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特集 生体信号を活用した医療AIの臨床応用に向けて
てんかん発作予知AIの開発
Development of artificial intelligence applications to epileptic seizure prediction
宮島 美穂
1
Miho MIYAJIMA
1
1東京科学大学大学院医学系研究科精神行動医科学分野
キーワード:
難治てんかん
,
心拍変動(HRV)
,
機械学習
,
ウェアラブルデバイス
,
ソフトウェア医療機器(SaMD)
Keyword:
難治てんかん
,
心拍変動(HRV)
,
機械学習
,
ウェアラブルデバイス
,
ソフトウェア医療機器(SaMD)
pp.245-249
発行日 2024年10月26日
Published Date 2024/10/26
DOI https://doi.org/10.32118/ayu291040245
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難治てんかん患者は,けいれんや転倒,意識消失を伴う発作を繰り返し,常に受傷や事故などの危険に曝されている.筆者らは,こうした問題の軽減のため,心拍変動(HRV)解析に基づくてんかん発作予知AIシステムの開発に取り組んでいる.システムは発作予知AIアプリとウェアラブル心電計から構成される.発作予知AIアプリは機械学習アルゴリズムに基づき,発作前のHRV異常を検出してアラートを発報するもので,ソフトウェア医療機器(SaMD)としての薬事申請を目指している.本稿では,本システムの概要と実用化に向けた取り組みを紹介し,その課題についても論じる.
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