増大号 全領域をコンプリート! 超進化!AI時代の臨床検査
各論
4章 臨床検査関連領域
患者データからがんの存在を予測するAIの開発
佐藤 雅哉
1,2
1東京大学医学部附属病院検査部
2東京大学医学部附属病院消化器内科
キーワード:
AI
,
機械学習
,
肝癌
,
勾配ブースティング決定木
,
腫瘍マーカー
Keyword:
AI
,
機械学習
,
肝癌
,
勾配ブースティング決定木
,
腫瘍マーカー
pp.928-932
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110530080928
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Point
●機械学習はAIを実現する手法であり,データからパターンを学習し予測や分類を行う技術であり,医療では検査画像や患者データの解析への応用が進められている.
●AI,機械学習を用いて患者データを統合し肝癌の存在予測を行うことで,腫瘍マーカーと比較して高い診断精度を実現することができる.
●マルチモーダルAIによる多次元データの統合による医療用AIの精度の向上も期待されており,診断のみならず予後予測や個別化医療へのAI技術の応用も進められている.

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