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第1土曜特集 性差医学の現在地――最新知識とエビデンス
性差医療における助産師の役割
The role of midwives in gender-specific medicine
西岡 笑子
1
Emiko NISHIOKA
1
1順天堂大学保健看護学部看護学科母性看護学領域
キーワード:
助産師
,
ウィメンズヘルス
,
プレコンセプションケア(PCC)
Keyword:
助産師
,
ウィメンズヘルス
,
プレコンセプションケア(PCC)
pp.914-921
発行日 2024年9月7日
Published Date 2024/9/7
DOI https://doi.org/10.32118/ayu290100914
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女性の健康支援における政策として,2005年に男女共同参画基本計画(第2次)において “生涯を通じた女性の健康支援” が今後の施策の基本的方向と具体的な取り組みのひとつとして取り上げられ,“性差に応じた的確な医療である性差医療を推進する” ことが明記された.2024年度に創設される “女性の健康ナショナルセンター” は,女性の健康に関するデータセンターの構築,女性のライフコースを踏まえた基礎研究・臨床研究の推進,情報収集・発信,政策提言,女性の体とこころのケアなどの支援を行う.これにより,女性だけでなく社会全体の健康水準の向上が期待される.助産師は生涯にわたる女性の健康の支援者として,身体的,心理的,社会的な健康の側面を統合的に捉え,身体の構造,ライフスタイルの性差にも注目し,女性の意思を尊重した個別的なケアの提供が求められる.
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