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第1土曜特集 性差医学の現在地――最新知識とエビデンス
心疾患における性差
Gender differences in cardiology
羽尾 清貴
1
,
安田 聡
1
Kiyotaka HAO
1
,
Satoshi YASUDA
1
1東北大学大学院医学系研究科循環器内科学
キーワード:
虚血性心疾患
,
急性心筋梗塞
,
冠攣縮性狭心症
,
微小血管狭心症
Keyword:
虚血性心疾患
,
急性心筋梗塞
,
冠攣縮性狭心症
,
微小血管狭心症
pp.858-862
発行日 2024年9月7日
Published Date 2024/9/7
DOI https://doi.org/10.32118/ayu290100858
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女性ホルモンには心血管系に対する種々の保護的作用があることが知られており,閉経を含めて心疾患の性差に影響していると考えられている.急性心筋梗塞をはじめとする虚血性心疾患の発症率は男性と比較して女性では低いが,いったん発症した際の予後は女性が約2倍不良であることから,注意が必要である.男性と比較して女性の心不全患者は,高齢で多くの合併症を認めるとともに左室駆出率が高いといった特徴がある.
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