特集 循環器疾患バイオマーカー 有用性と可能性
識る8
微小血管狭心症のバイオマーカーにはどんなものがあるか?
髙橋 潤
1
,
下川 宏明
2
1東北大学大学院医学系研究科循環器内科学
2東北大学大学院医学系研究科循環器内科学,国際医療福祉大学大学院
キーワード:
微小血管狭心症
,
冠動脈機能異常
,
心筋虚血
,
血漿セロトニン濃度
,
微小血管抵抗指数
Keyword:
微小血管狭心症
,
冠動脈機能異常
,
心筋虚血
,
血漿セロトニン濃度
,
微小血管抵抗指数
pp.969-974
発行日 2020年10月9日
Published Date 2020/10/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000000318
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微小血管狭心症は,500μm 以下の冠微小血管における器質的・機能的異常による心筋血流と酸素需要の不均衡により心筋虚血を生じる病態であり,閉経後の女性に多く,カルシウム拮抗薬など従来の抗狭心症薬に対して抵抗性を示すことが知られている。近年,微小血管狭心症の診断や予後予測に関連するバイオマーカーが報告され,注目を集めている。
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