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第1土曜特集 乳癌のすべて2024
予防・診断の進歩
乳癌の画像診断Update
Breast imaging updates
片岡 正子
1
Masako KATAOKA
1
1京都大学大学院医学研究科放射線医学講座(画像診断学・核医学)
キーワード:
BI-RADS
,
乳癌
,
乳腺濃度
,
MRI
,
PET
Keyword:
BI-RADS
,
乳癌
,
乳腺濃度
,
MRI
,
PET
pp.387-392
発行日 2024年8月3日
Published Date 2024/8/3
DOI https://doi.org/10.32118/ayu290050387
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本稿では,乳癌画像診断における技術の進歩,新規画像技術について概説する.マンモグラフィ関連ではdigital breast tomosynthesis(DBT)が進歩し,synthetic mammography(SM;合成2Dマンモ)が利用できる装置も増えてきた.また,乳腺濃度の自動測定ソフトも登場した.超音波を利用した新規画像技術では,acoustic tomography scanner(ATS)による組織特性を捉えた画像や,光超音波による血管・酸素化情報が注目される.MRI関係では,ultrafast dynamic contrast-enhanced(DCE)MRIによる新たな血流情報や高空間解像度の拡散強調画像のほか,MRIでも乳癌に関連した微細石灰化の検出が試みられている.核医学では感度・空間分解能の高い乳房専用PETやレセプターに特異的な核種を用いた病変の描出が期待される.
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