Japanese
English
特集 痴呆のリハビリテーション
画像診断
Neuroimaging in Elderly Dementia.
北村 伸
1
Shin Kitamura
1
1日本医科大学第2内科
1Second Department of Internal Medicine, Nippon Medical School
キーワード:
脳血管性痴呆
,
アルツハイマー型痴呆
,
PET
,
SPECT
,
MRI
Keyword:
脳血管性痴呆
,
アルツハイマー型痴呆
,
PET
,
SPECT
,
MRI
pp.413-418
発行日 1997年5月10日
Published Date 1997/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108370
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
脳の構造や機能を画像化することをニューロイメージングといい,X-CT,MRI,PET,そしてSPECTによって行うことができる.X-CTとMRIは,主に脳の形態学的な変化を検出し,PETとSPECTは,脳血流や脳代謝を測定することで脳の機能変化を検出することができる.
脳血管性痴呆とアルツハイマー型痴呆については,ニューロイメージング手段を利用した多くの検討がなされ,その鑑別診断のための有用な所見と高次脳機能障害について脳循環代謝の面からみた病態が明らかにされている1).以下に,脳血管性痴呆とアルツハイマー型痴呆についてこれまでに明らかにされているニューロイメージング所見と,今後の画像診断の方向について述べる.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.