Japanese
English
TOPICS 輸血学
赤血球製剤の使用期限延長がもたらすもの
What the extended expiration date of red blood cell products will bring
米村 雄士
1
Yuji YONEMURA
1
1熊本県赤十字血液センター所長
pp.831-832
発行日 2024年6月15日
Published Date 2024/6/15
DOI https://doi.org/10.32118/ayu289110831
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MAP加赤血球製剤の有効期間は,承認された1992年には未照射製剤として,採血して42日間であった.しかし,保管していた赤血球製剤から黒色に変色した製剤が見つかり,その中にエルシニア菌が検出された.そのため,1995年には有効期間が21日間に短縮された.それ以後,1998年に放射線照射(照射),1999年に拡散増幅検査(NAT),2007年に保存前白血球除去(白除)および初流血除去が導入され,血液製剤の安全性は飛躍的に向上したが,有効期間は21日のままであった.
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