Japanese
English
第1土曜特集 不整脈学の新潮流――基礎研究・医工連携からAIの社会実装まで
不整脈治療におけるイノベーション
AIは心房細動の治療標的を示せるか
Can AI show therapeutic targets for atrial fibrillation
富井 直輝
1
Naoki TOMII
1
1東京大学大学院工学系研究科精密工学専攻
キーワード:
心房細動(AF)
,
カテーテル・アブレーション(ABL)
,
多電極マッピング
,
人工知能(AI)
Keyword:
心房細動(AF)
,
カテーテル・アブレーション(ABL)
,
多電極マッピング
,
人工知能(AI)
pp.96-101
発行日 2024年4月6日
Published Date 2024/4/6
DOI https://doi.org/10.32118/ayu2890196
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
高齢化に伴って患者数が増加を続ける心房細動(AF)に対し,心筋組織の焼灼による治癒を目指すカテーテル・アブレーション(ABL)治療は,今日では広く普及している.しかし,発作性心房細動(PAF)に対して高い治療効果が得られる一方で,慢性化が進んだ非発作性AF(non-PAF)に対しては,いまだ効果的なABL戦略が確立していない.本稿では,これまでに提案されてきたABL標的を概説したうえで,それらの課題を分析する.さらに筆者らのAI研究を紹介し,AIを応用したABL戦略によるnon-PAF治療の実現性について議論する.
Copyright © 2024 Ishiyaku Pub,Inc. All Rights Reserved.