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第1土曜特集 不整脈学の新潮流――基礎研究・医工連携からAIの社会実装まで
不整脈治療におけるイノベーション
心不全モニタリングにおける植込み型心臓不整脈デバイスの有効性と展望
The efficacy of cardiac implantable electrical devices
荷見 映理子
1,2
,
藤生 克仁
1,3,4
Eriko HASUMI
1,2
,
Katsuhito FUJIU
1,3,4
1東京大学医学部附属病院循環器内科
2同予防医学センター
3同不整脈センター
4同大学院医学系研究科先進循環器病学講座
キーワード:
植込み型心臓不整脈デバイス(CIED)
,
遠隔モニタリングシステム(RMS)
,
心不全
,
遠隔診療
,
早期診断
Keyword:
植込み型心臓不整脈デバイス(CIED)
,
遠隔モニタリングシステム(RMS)
,
心不全
,
遠隔診療
,
早期診断
pp.102-107
発行日 2024年4月6日
Published Date 2024/4/6
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28901102
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近年,植込み型心臓不整脈デバイス(CIED)の管理において,遠隔モニタリングシステム(RMS)は不整脈や心不全を早期に検知し,治療を行う点でなくてはならないものとなっている.RMSはCIEDの標準的管理手段として日本循環器学会のガイドラインで推奨され,多くの施設でRMS管理を行えるようになってきている.最近では,心不全を早期に発見するためのモニタリングにも活用されるようになっている.しかし,RMS管理を円滑に進めるためのスタッフの負担軽減が最大の課題となっており,この問題を解決するためのシステム開発も進められている.本稿では,心不全治療におけるCIEDにおけるRMSの役割とその課題について概説する.
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