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第1土曜特集 不整脈学の新潮流――基礎研究・医工連携からAIの社会実装まで
不整脈領域におけるAIの発展と社会実装
ホルター心電図の自動診断におけるAIの開発と社会実装
Development and social implementation of AI in automated diagnosis of Holter ECG
田村 雄一
1
Yuichi TAMURA
1
1国際医療福祉大学医学部循環器内科,株式会社カルディオインテリジェンス
キーワード:
ホルター心電図
,
ニューラルネットワーク
,
説明可能AI
,
心房細動
,
徴候検出
Keyword:
ホルター心電図
,
ニューラルネットワーク
,
説明可能AI
,
心房細動
,
徴候検出
pp.64-69
発行日 2024年4月6日
Published Date 2024/4/6
DOI https://doi.org/10.32118/ayu2890164
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長時間心電図の解析分野においても人工知能(AI)の活用がはじまっている.画像認識技術の向上により心電図の画像データを大量に学習し,ニューラルネットワークを用いて処理することで作成されたAIによる心電図自動診断の研究報告が多くされている.また,これまでブラックボックスとされていたAIの判定過程を人間の目で可視化できるような研究も行われている.最新の研究では,通常,人間の目では心電図から認識できない所見や徴候をAIを使って検出し,左室機能不全や一過性心房細動の発症予測などを行う技術の実用化が進んでいる.疾患の徴候を検出するAIを利用して,病気の発症前に高リスク群の患者を効率よくスクリーニングできるようになることが期待される.
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