特集 新時代到来を予感させる循環器遠隔医療
治す 植込み型補助人工心臓装着患者の在宅管理の現状と遠隔医療への期待
藤野 剛雄
1
,
加来 秀隆
,
筒井 裕之
1九州大学 大学院医学研究院重症心肺不全講座
キーワード:
テレメトリー
,
心臓補助機器
,
心不全
,
遠隔診療
,
在宅ケア支援システム
Keyword:
Heart-Assist Devices
,
Heart Failure
,
Telemetry
,
Remote Consultation
pp.1207-1211
発行日 2018年12月9日
Published Date 2018/12/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2019038140
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<Point>1 植込み型VAD装着後の合併症の頻度は高く、患者および家族は慎重な在宅管理を要求され、精神的な負担も大きい。また合併症リスクが高い患者では、遠隔地在住であっても頻繁な外来受診を要することもある。2 植込み型VAD装着患者および家族の負担を軽減するため、TV会議システムを用いた遠隔医療を導入した。3 今後も増加が予想される植込み型VAD装着患者および家族が、より安全かつ生活の質(quality of life:QOL)の高い生活を送れるように、遠隔医療の有用性の確立とさらなる活用が期待される。
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