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特集 生体膜研究の基礎と応用
生体膜リン脂質生合成酵素の新展開とLPLAT命名法提案
Generation of cellular membrane
――Update of phospholipid biosynthesis by lysophospholipid acyltransferase, LPLAT
進藤 英雄
1
Hideo SHINDOU
1
1国立国際医療研究センター脂質生命科学研究部,東京大学大学院医学系研究科脂質医科学連携講座
キーワード:
リゾリン脂質アシル転移酵素(LPLAT)
,
オメガ3脂肪酸
,
ドコサヘキサエン酸(DHA)
Keyword:
リゾリン脂質アシル転移酵素(LPLAT)
,
オメガ3脂肪酸
,
ドコサヘキサエン酸(DHA)
pp.810-815
発行日 2023年12月23日
Published Date 2023/12/23
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28711810
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生体膜リン脂質は多様な分子種からなり,細胞や細胞内小器官によっても組成は異なる.また,リン脂質の多様性は多彩な生体機能に影響する.近年,この多様性の形成に関わるリゾリン脂質アシル転移酵素群(LPLAT)の発見から,LPLAT遺伝子改変マウスを利用できるようになり,生体膜リン脂質を操作した研究が可能になりつつある.本稿では,ドコサヘキサエン酸(DHA)を含むリン脂質生合成酵素(LPLAT3)を中心に紹介する.また,LPLAT名は混乱を招いているため,新規命名法を提案した.本稿であわせて紹介したい.
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