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第5土曜特集 内視鏡医学のすべて――各領域における診断・治療の進歩
産科婦人科
子宮鏡手術の新たな展開
New developments in hysteroscopic surgery
齊藤 寿一郎
1
Juichiro SAITO
1
1順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター婦人科
キーワード:
子宮鏡手術
,
office hysteroscopy
,
子宮粘膜下筋腫
,
子宮内膜ポリープ
,
子宮腔癒着症
Keyword:
子宮鏡手術
,
office hysteroscopy
,
子宮粘膜下筋腫
,
子宮内膜ポリープ
,
子宮腔癒着症
pp.1166-1172
発行日 2023年9月30日
Published Date 2023/9/30
DOI https://doi.org/10.32118/ayu286141166
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子宮鏡手術は子宮粘膜下筋腫,子宮内膜ポリープなどの子宮腔内病変によって生じる症状の改善や妊孕性の向上に寄与する低侵襲手術である.手術数は年々増加しているが,従来の子宮鏡手術は入院,手術室での麻酔管理が必要である.また手技習得が困難であり,パワーソースの使用などで一定頻度の合併症を生じる.Office hysteroscopyで使用する最近登場した細径子宮鏡や組織摘出回収システムであるモルセレーター/シェーバーを用いる子宮鏡手術は,対象症例に制限があるもののパワーソースを使用せずに局所麻酔や鎮静での日帰り手術が可能である.日本子宮鏡研究会では,これらの子宮鏡手術が安全・安心な術式として普及することを目的に,子宮鏡ハンズオンセミナーや子宮鏡教育セミナーを開催している.
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