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第5土曜特集 生体イメージングの最前線――絶え間ない技術革新と生命医科学の新展開
技術・機器の進歩
生命機能を可視化するさまざまな化学蛍光プローブ
Various chemical fluorescent probes to visualize biological functions
蓑島 維文
1,2
,
菊地 和也
1,3
Masafumi MINOSHIMA
1,2
,
Kazuya KIKUCHI
1,3
1大阪大学大学院工学研究科
2JSTさきがけ
3大阪大学免疫学フロンティア研究センター
キーワード:
化学蛍光プローブ
,
蛍光色素
,
標識法
Keyword:
化学蛍光プローブ
,
蛍光色素
,
標識法
pp.337-342
発行日 2023年7月29日
Published Date 2023/7/29
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28605337
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化学蛍光プローブ(化合物ベースの蛍光プローブ)は,遺伝子導入の操作が必要なく,投与するだけで容易に対象を観察できる特徴がある.さらに,化学的な設計により標的分子への送達能やセンサー機能を付与することができる.これらの性質をいかし,化学蛍光プローブはさまざまな生命現象を明らかにするためのツールとして使われ,近年では生体内疾患部位の診断に向けた応用も試みられている.本稿ではこれらの化学蛍光プローブについて概説し,最近のプローブ開発の状況と今後の展望について述べる.
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