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AI・ビッグデータを用いた新規疾病発症予測搭載・次世代健診システムの構築と運用
宮下 洋平
1,2,3
,
北風 政史
4,5,6
Yohei MIYASHITA
1,2,3
,
Masafumi KITAKAZE
4,5,6
1国立循環器病研究センター病院ゲノム医療部門ゲノム医療支援部
2同オープンイノベーションセンターバイオバンク
3大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学
4医療法人錦秀会阪和病院・阪和記念病院
5大阪公立大学大学院医学研究科心血管先端医療開発寄付講座
6公益財団法人大阪難病研究財団
pp.1155-1158
発行日 2023年6月24日
Published Date 2023/6/24
DOI https://doi.org/10.32118/ayu285131155
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ビッグデータとAI
今回,新規のAIによる疾病発症予測モデルを用いた健康診断システムの構築と運用について紹介するにあたり,まず “ビッグデータ” についてあらためて検討したい.ビッグデータとは単に “大量のデータ” という量的な因子だけでは定義されるものではなく,「何らかの事業目的を達成するために役に立つ知見を導出する基礎となるデータ」と考えられている1).具体的には以下の “4つのV” の要素を備えたデータである必要があるといわれている2).
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