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特集 HFpEF(左室駆出率が保たれた心不全)の病態と治療
運動負荷心エコーでHFpEFをみる
Exercise stress echocardiography to see HFpEF
小保方 優
1
Masaru OBOKATA
1
1群馬大学医学部附属病院循環器内科
キーワード:
HFpEF(左室駆出率が保たれた心不全)
,
早期診断
,
運動負荷心エコー図検査
Keyword:
HFpEF(左室駆出率が保たれた心不全)
,
早期診断
,
運動負荷心エコー図検査
pp.1067-1072
発行日 2023年6月17日
Published Date 2023/6/17
DOI https://doi.org/10.32118/ayu285121067
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わが国では心不全患者は増加の一途をたどっており,いわゆる “心不全パンデミック” に直面している1).この心不全パンデミックに大きく寄与しているのがHFpEF(左室駆出率が保たれた心不全)である2).急性増悪の既往がない症例では,既往がある症例より長期予後がよいことが報告されており3),このHFpEFを心不全ステージのより早期に診断するパラダイムシフトがおきている.この早期診断のために注目されているのが運動負荷心エコーであり,本稿では,労作時息切れを訴える患者からHFpEFを早期診断するための運動負荷心エコー図検査の役割について解説する.
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