Japanese
English
特集 生体内リプログラミングによる個体生命機能の制御
リプログラミングによる免疫応答制御
Regulation of immune response by reprogramming
吉村 昭彦
1
Akihiko YOSHIMURA
1
1慶應義塾大学医学部微生物学・免疫学教室
キーワード:
CAR-T細胞
,
制御性T細胞(Treg)
,
エピジェネティクス
,
疲弊
Keyword:
CAR-T細胞
,
制御性T細胞(Treg)
,
エピジェネティクス
,
疲弊
pp.859-868
発行日 2023年3月18日
Published Date 2023/3/18
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28411859
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免疫応答は正負に厳密に制御されており,これが破綻し過剰になると自己免疫疾患やアレルギー疾患になり,弱すぎると免疫不全による感染症やがんの発生につながる.よって破綻した免疫調節機構をリプログラムすることで多くの疾患の治療や改善につながると期待される.このような免疫リプログラミングの多くは体外で細胞を改変し,体内に戻す養子免疫療法(細胞療法)によってのみ可能とされてきた.しかし最近,体内でリプログラムを目指す研究開発も進められている.本稿では,生体内外での免疫リプログラミングについて概説する.
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