コンピュータの基礎知識・5
プログラミング
鈴木 次郎
1
1日本システム株式会社医療システムグループ
pp.570-574
発行日 1971年6月15日
Published Date 1971/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907221
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プログラムとは何か
コンピュータは確かにすぐれた機械であり,多くの仕事に使える潜在的可能性をもっているが,様械それ自体だけではなんの力も発揮できない.ここにコンピュータの大きな特徴がある。ある問題を計算機に解かせるには,その仕事を分析し,論理的に一定の手順に従って計算機に指図を与えることが必要である.このことを,プログラム(Program)と呼び,プログラムを書く作業そのものをプログラミング(Programming)と呼んでいる,つまりコンピュータはプログラムというものがなければまさに‘無用の長物’であるといえる.プログラムそのものやプログラミングに役だつ知識・技術を総称してソフトウェア(Soft ware)と呼び,計算機本体の物自体をハードウェア(Hard ware)と呼ぶのはこのような理由によるものともいえる.
このようにコンピュータ・システムをハードウェアとソフトウェアに分けて考えると表1のように定義できる.
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