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第5土曜特集 循環器病学の未来──基本計画から考える循環器病学のグランドデザイン
AI・数理モデルによる循環器疾患診療・研究の変貌
AIを循環器疾患の診断にどう活かすか?
How can AI be used to diagnose cardiovascular disease?
楠瀬 賢也
1
Kenya KUSUNOSE
1
1徳島大学病院循環器内科
キーワード:
人工知能(AI)
,
心エコー図法
,
画像診断
Keyword:
人工知能(AI)
,
心エコー図法
,
画像診断
pp.1318-1325
発行日 2022年12月31日
Published Date 2022/12/31
DOI https://doi.org/10.32118/ayu283141318
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医療において人工知能(AI)は効率的な画像再構成,患者のトリアージ,臨床判断の支援など,多くの応用がなされてきている.AIは状況によっては従来の技術より強力なツールであるが,現時点では医療者の仕事にとってかわるものではなく,仕事の補助が主な役割である.循環器疾患の診断の要である心エコー図検査においては,すでにAIによる自動診断支援が市販機器に導入されてきている.AIは将来,循環器医の一般的なツールとして,日常の臨床現場に組み込まれてくるであろう.その時,医師にはAIをいかに臨床で上手に使えるかのスキルが問われてくる.本稿ではAIの基本的なところから,実際の循環器画像診断領域における応用について,世界的動向および筆者らの研究成果を交えながら概説する.
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