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特集 行動嗜癖――ギャンブル障害・ゲーム障害等の実態と対策
はじめに
Introduction
樋口 進
1
Susumu HIGUCHI
1
1国立病院機構久里浜医療センター
pp.565-565
発行日 2022年11月5日
Published Date 2022/11/5
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28306565
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- Abstract 文献概要
2022年1月に発効した「国際疾病分類第11回改訂版」(ICD-11)の “依存/嗜癖” のセクション(正式には “物質使用症群または嗜癖行動症群”)にギャンブル行動症(gambling disorder)とゲーム行動症(gaming disorder)が正式に収載された.現行のICD-10では,ギャンブル行動症は病的賭博という名前で,習慣および衝動の障害に分類されている.一方,ゲーム行動症は今回はじめて疾病と認定され,収載されるに至った.これらの変化は疫学,脳科学,臨床症状,合併症,疾病経過などの知見から支持されている.
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