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第1土曜特集 AIホスピタルの社会実装
医療の現場におけるAI技術の活用に向けた取り組み
To implement and deploy artificial intelligence(AI) technology-based tools to hospital and clinical systems and any other medical fields
武井 明則
1
Akinori TAKEI
1
1PwCあらた有限責任監査法人
キーワード:
AIホスピタル
,
日本医師会AIホスピタル推進センター(JMAC-AI)
,
マルチステークホルダー
,
アジャイル・ガバナンス
Keyword:
AIホスピタル
,
日本医師会AIホスピタル推進センター(JMAC-AI)
,
マルチステークホルダー
,
アジャイル・ガバナンス
pp.919-924
発行日 2022年9月3日
Published Date 2022/9/3
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28210919
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医療の現場においてAI技術は実証段階から実用段階へと進んでおり,内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期で推進されているAIホスピタルにおいても社会実装が研究内容に含まれている.めざましい発展を遂げるAI技術を医療に取り入れるためには医療以外の領域との連携が欠かせないが,取り扱う情報の機微性やサイバー攻撃の脅威などを踏まえると,ガイドラインなどへの準拠を求めるだけの形式的なものではない実効性あるガバナンスのあり方を実現していくことが,AIホスピタルの社会実装にあたって避けて通れない課題のひとつとなる.デジタル庁や経済産業省の報告書などにおいて提唱されている,多様なステークホルダーとその懸念・不安(=リスク)およびその対応手段の変動などを考慮したガバナンスモデル,アジャイル・ガバナンス・モデルなどが参考となりうる.医療界と産業界が連携して,AI技術などを活用した医療機器などの開発と普及,社会実装を国内で実現し,さらに海外展開へつなげることが期待される.
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