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特集 行動変容による疾病の予防
マルチステークホルダーとの協働によるフレイル予防のまちづくり
Community development for frailty prevention in collaboration with Multi-Stakeholders
田中 友規
1
Tomoki TANAKA
1
1東京大学高齢社会総合研究機構
キーワード:
フレイル予防
,
まちづくり
,
マルチステークホルダー
Keyword:
フレイル予防
,
まちづくり
,
マルチステークホルダー
pp.849-853
発行日 2024年3月9日
Published Date 2024/3/9
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28810849
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“健康長寿なまちづくり” の実現には,マルチステークホルダーの力を集約したフレイル予防の取り組みが重要視される.フレイルとは,身体的な衰えのみならず,精神心理的側面や社会的側面をも包含する包括的な衰えの概念である.したがって,フレイル予防では複合的な日常生活行動などの推進が有効とされるが,そこには住民活力を含めたマルチステークホルダーとの協働が求められる.本稿では,フレイルの概説からはじまり,なぜフレイル予防にマルチステークホルダーとの協働が重要かを述べたうえで,その視点から東京大学高齢社会総合研究機構が推し進める住民活力によるフレイル予防プログラム “栄養(食・口腔機能),運動,社会参加の包括的フレイルチェック” の特徴を説明する.そして,今まさに神奈川県平塚市でマルチステークホルダーを巻き込みながら展開している産官学民連携による地域まるごとオーラルフレイル対策を紹介する.
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